コロナウイルスの影響は企業にも個人にも甚大な影響をもたらしています。
経営悪化による給与削減やボーナスカット、ついには退職金がもらえない可能性も危惧されています。
終身雇用制度が意味を成さなくなり、正社員だからといって安心はできない時代になりました。
今後は退職金がもらえない時代も来るかもしれないと噂されています。
老後のことを考えると、今から貯金や投資について真剣に考える必要があります。
そんな、「将来が不安な方」や「今からお金のことについて考えておきたい」という方に向けて
- 正社員=安定ではなくなってきている
- 貯金と投資について
- 今からやるべき投資
これらを中心にお話ししていきます。
将来に向けて今から考えていきたい方や、投資に興味がある方の参考になれば幸いです。
正社員=安定ではなくなってきている
正社員として働くということは、企業などの雇用主と労働契約を結んだ労働者のことです。
雇用保険や社会保険への加入が義務つけられていたり、固定給が保証されていたりと、一般的には働きやすい環境にあるといえます。
しかし、近年働き方改革で労働の在り方が見直されたり、副業を認める企業が増えてきました。
個人で活躍するフリーランスの方が増えてきたり、YouTuberやUverEatsの配達員など、新しい働き方も出てきています。
会社に雇われているよりもフリーランスのほうが活躍できたり、雇用契約の制限などから、動きづらさを感じている方も少なくないでしょう。
そして、正社員のメリットであった賞与や退職金がコロナウイルスの影響で削減されたりと、状況はより悪化しており正社員であることにメリットを感じている人が徐々に減ってきているのです。
正社員として採用されているからと、安心できる時代ではなくなってきたのです。
貯金と投資について
貯金や投資について深く考えている方はいらっしゃるでしょうか?
将来に向けて貯金は大切と考えている方は多いかと思いますが、具体的に毎月いくら貯金して、○年後には○万円貯めよう、と考えている方は少ないかと思います。
さらに、投資に関しては、そもそも知らなかったというお声の方が多いかと思います。
この機会にぜひ、貯金と投資について考えていただければと思います。
一般の平均貯金金額はいくら?
皆さまは貯金はしているでしょうか?
厚生労働省の調査では以下のようになっています。
年代 | 平均貯蓄金額 |
29歳以下 | 154万8千円 |
30~39歳 | 404万1千円 |
40~49歳 | 652万7千円 |
50~59歳 | 1,051万2千円 |
60~69歳 | 1,339万4千円 |
70歳以上 | 1,263万5千円 |
出典:国民生活基礎調査[各種世帯の所得等の状況](厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa16/dl/16.pdf
意外と多いと感じた方もいらっしゃるでしょうか?
しかし、こちらは平均値ということを忘れてはいけません。
一部の富裕層が平均値を底上げしているため、実際はもっと低いでしょう。
貯金額は年を重ねる毎に多くなっているのは予想できることでしょう。
60代以上の方はこれまでのボーナスや退職金を貯金しているのでこの金額になっているかと思います。
しかし、これは平成の方々の貯金額になりますので、令和のコロナウイルスの影響を考えると、今後の平均額は激減することが予想されます。
定年退職前の50代以下の方たちは、老後の2000万円問題や退職金がもらえない可能性を考えると、今すぐにでも対策を講じる必要があるのです。
投資とは?
投資とは、自身がもつ資産を元に、将来的な利益を見越して何かを購入したり、時間を費やすことをいいます。
皆さまは銀行や郵便局に貯金を預けているかと思いますが、そこに利子がついて金額が増えていることにお気付きでしょうか?
これも投資の1つです。
自身の資金を銀行に貸し付け、時間が経つほどに利子としてもらえる金額が増えていきます。
しかし、金利の低さからこのままでは将来性が無いと気付いた方から順に投資に移行しつつあります。
同じ金額と時間をかけるのであれば、もっと金利が高いものを利用したほうが有益と判断したのです。
今からやるべきなのは投資
前項でも少し触れましたが、一般的な貯金の金利は低く設定されており、0.002%~0.2%が多いようです。
20代の平均貯金額である約154万円
154万円×0,1%=1540円
1年間預けたとしても1540円しか増えていないのです。
これではとてもではありませんが、将来の不安を払拭することはできません。
だからといって、劇的に給料が上がるということはありません。
経営者も厳しい状況の中で、
そこで皆さまにおすすめなのが投資です。
投資であれば、副業には該当しませんので正社員の方でも取り組むことが可能です。
初心者におすすめの投資①FXの自動売買システム
自動売買とはプログラムを用いて自動で取引をおこなってくれるサービスです。
FXの場合は、通貨ペアをプログラムに入力し、プログラムに沿って売買を繰り返し、通貨の価格差で利益をあげる投資方法です。
人の手を使わずにプログラムが取引をするので、仕事中や寝ている間も取引をしてくれますので時間をとられることはありません。
また、知識がなくてもプロが作成したプログラムが自動で取引してくれるため、初心者の方や勉強する時間が無い社会人の方にもおすすめです。
初心者におすすめの投資②投資信託
投資信託とは、私たちから資金を集めて投資のプロに代わりに運用してもらい、利益の一部を手数料として支払う投資方法です。
こちらも投資のプロに任せることができるという点で、忙しい方や自身で投資をするのには自信が無い方におすすめといえます。
少額から始められるおすすめの投資③株式投資
株式投資とは、企業が保有している株を購入することで自身が株主となります。
その企業の業績が向上すると、保有している株の価値が上がって利益になったり、株主としての恩恵を受けることができます。
今は一株あたり数百円で購入出来たり、スマホで簡単に購入できるなど便利なサービスも増えており、少額で気軽に試すことができます。
少額であれば、万が一の損失も最低限に抑えることができますし、少額でたくさんの株を購入して多くのチャンスを狙うことができます。
少額から始められるおすすめの投資④ポイント投資
ポイント投資とは、その名の通り「ポイント」を使って投資をするサービスです。
近年、キャッシュレス化が進み、様々なポイントがお金と同等の価値を持つようになってきました。
買い物などで溜まったポイントを投資に使うことで気軽に、より効率的に利益を狙うことができます。
おまけとしてもらったポイントなので損をすることはありませんが、まとまったポイントを貯めるには長い時間がかかるため、大きな利益を狙うには向いていないかもしれません。
投資とはどういったものか、ポイントで試してみるのも良いでしょう。
退職金に期待できない今こそ投資を始めてみよう
ここまで、
- 正社員=安定ではなくなってきている
- 貯金と投資について
- 今からやるべき投資
これらについてお話してきました。
今年は特にコロナウイルスの影響で様々な変化がありました。
経済的な影響はもちろん、テレワークやコスト削減など、今までとは全く違ったものに変わっています。
正社員として働いているからといって、減給の対象になることは十分有り得ますし、イレギュラーなことが起こるこのご時世、『正社員だから安定』という考えは危険です。
それに伴い、退職金や貯金の考え方も変えていかなければならないでしょう。
この記事を読んで自身のお金について見直すきっかけになれば幸いです。