ウェルスナビとは、ロボアドバイザーと呼ばれる資産運用の自動化サービスです。
1人1人の資産やプランに合わせて自動で資産運用をしてくれるサービスの1つですが、ウェルスナビの評判があまりよくないと噂されています。
他にもたくさんロボアドバイザーのサービスがある中で、なぜウェルスナビだけが不評なのでしょうか?
そこで、この記事ではウェルスナビを使おうと考えている方や、ロボアドバイザーを用いて資産運用を検討している方に向けて
- ウェルスナビの特徴
- ウェルスナビのメリット・デメリット
- ウェルスナビを実際に使った人の声
これらをまとめてみました。
これからウェルスナビを使おうと検討している方や、ロボアドバイザーを使った投資を検討している方、資産運用に興味がある方の参考になれば幸いです。
ウェルスナビの特徴
ウェルスナビとは、ウェルスナビ株式会社が提供する個人資産運用サービスの名称です。
様々な大企業と提携し、ロボアドバイザーを提供する個人資産運用会社として一気に有名になりました。
そんな国内トップクラスの規模と実績を持つウェルスナビですが、ここにきてあまりいい声が聞こえてきません。
一体何があったのでしょうか?
まずはウェルスナビの特徴を見てみましょう。
ウェルスナビのメリットとデメリット
まずは、ウェルスナビのメリットとデメリットから見ていきましょう。
デメリットの以上のメリットが無ければ、当然ですがお客様は離れていきます。
ここに何かヒントが隠されているかもしれませんので細かく見ていきましょう。
メリット①自動で最適な投資をしてくれる
ロボアドバイザー全般の特徴として、過去の膨大なデータや市場の動向を分析し、最適な資産運用をしてくれます。
特にロボアドバイザーの中でも最大手といわれるウェルスナビは、その情報量や分析量も抜きんでており、他社よりも正確なデータを取得し、より正確な分析が可能となっております。
メリット②税金を自動で最適化できる
ウェルスナビ独自のシステム「DeTAX」という機能が備わっています。
これは、税金を自動で最適化し、バランスをとることで利益が出すぎた際の税金を上手く調整してくれます。
大きな利益をとれたとしても、そのぶん多く税金として徴収されないようにうまくバランスをとるシステムです。
メリット③ライフプラン機能がある
ライフプラン機能とは、自分のデータや収入を入力することで、最適な投資金額や、老後に必要な金額が算出されるアプリです。
自分の現状把握や、将来設計に非常に役に立ちますので、自分の人生設計や老後のシミュレーションが可能となっています。
デメリット①コストが高い
ウェルスナビを使用するには手数料が必要となります。
ウェルスナビのサービス利用手数料は預かり資金額の評価額の1%となっています。
さらに、運用する金融商品にも0.11%~0.14%の信託報酬がかかってきます。
約1%ですが、100万円の利益が出た場合は1万円ほどの手数料となります。
他の会社の手数料と比較してみると
サービス名 | 手数料 |
ウェルスナビ | 1.1% |
テオ(THEO) | 1% |
投信工房 | 0.34% |
楽ラップ | 0.963% |
上記の表のように、ロボアドバイザーの中でも手数料は高めに設定されています。
たった1%と考える方も多いかもしれませんが、月利5%を出すのも大変といわれる投資の世界で、利益が出ていなくても毎月引かれていきます。
人によっては割高だと感じる方もいらっしゃるでしょう。
ロボアドバイザーは自分で商品の選択や売買をする手間を省いてくれますので、この手数料を高いと感じるか、安いと感じるかは人それぞれでしょう。
デメリット②NISAとの連携ができない
本来であれば、ロボアドバイザーの運用で出た利益をNISAで非課税にしたいところですが、残念ながらNISAを利用することができません。
これは大きなデメリットといえます。
デメリット③かなり長期的な運用が前提になる
ウェルスナビの基本的な運用方針は「長期的な資産形成」と謳っています。
10年から30年など長期間にわたって少しずつ利益を積み重ねていく方針となっています。
短期的な利益は期待できないため、老後や将来の資産形成と割り切る必要があります。
ウェルスナビを実際に使った方の声
ここではウェルスナビを実際に使った方の意見を聞いてみましょう。
ウェルスナビはあまり理解していなくても勝手にやってくれるのでとても便利です!
最初でこれなら将来的にどれくらい持っていかれるのだろうか・・・
投資初心者向けなんだろうなという感じ
自分には合わなかった。
このように良い意見と悪い意見があるようです。
良い意見としては、やはりロボアドバイザーが自動で運用してくれるという点です。
投資初心者や忙しい方には非常に心強い味方です。
知識や経験がなくてもすぐに運用できるという点が評価されています。
一方で、悪い意見としては、手数料の高さやシステム面などが多く挙がっています。
投資上級者には、手数料の高さやNISAが使えない点が気になるようです。
徐々に利益が上がってくるようになると、税金対策や手数料のことを考えるようになるのですが、せっかく得た利益が減ってしまうことに関して、やはり不満に思ってしまう方も多いかもしれません。
ウェルスナビはおすすめなのか?
ここまでをまとめると、ウェルスナビは投資初心者にはおすすめだといえます。
ロボアドバイザーの優秀さや手軽さは、投資をこれから始める方にはとても魅力的でしょう。
しかし、長期的な運用が前提であるために、稼ぎ過ぎると税金や手数料で意外と利益が少ない……と感じる方も多いのではないのでしょうか?
やめた方の理由の1つに手数料やNISAのことがあるのも事実ですので、このことは初めから考慮しておかなければなりません。
投資中級者以上になってくると、自分で商品を選んで投資したり、他の資産運用を利用したほうが後々得になるかもしれません。
そうした意味でも投資初心者向けといえます。
筆者のおすすめはFX自動売買
ウェルスナビをやってみたいけれどデメリットが気になる……
そんな方におすすめなのがFX自動売買です。
自動売買はロボアドバイザーのように自動で売買を繰り返し資産運用をしてくれます。
通貨や銘柄は自分で設定する必要がありますが、事前に自動売買の提供元が適切な運用方法と設定の仕方を教えてくれますので安心です。
ウェルスナビよりも利回りが良く短期的に堅実に利益を重ねることができ、ウェルスナビとはまた別のメリットがあります。
もちろんそれぞれメリット・デメリットがありますのでいろいろ比較されてみてはいかがでしょうか?
ウェルスナビは投資初心者におすすめの資産運用
ここまでウェルスナビの特徴やメリット・デメリットなどをご紹介してきました。
- ウェルスナビの特徴
- ウェルスナビのメリットとデメリット
- ウェルスナビを実際に使った方の声
- ウェルスナビのまとめ
上記の総評としましては、ウェルスナビは投資初心者にはおすすめと言えます。
自動で最適な投資を選択してくれるので、初めての方でも悩むことなく始めることができます。
また、「DeTAX」やライフプラン機能という他社にはないサービスも人気の理由になっています。
しかし、一定の投資経験を積むと、徐々にデメリットの部分である手数料の高さやNISAが使えない点に不満を感じたり、他のサービスが気になる方もいるようです。
このメリット・デメリットをどう感じるかは個人の好みや資産運用の目的によっても変わってきますので、ご自身のライフプランと相談しながら検討してみてください。